無職転生 シーズン1を考察 第一話

あいさつ

3年ぶりの更新です。ブログで何を書こうかずっとアイデアがわかなかったですが、無職転生のシーズン2を見て、1期のすばらしさに比べてパワーダウン著しいと感じました。

シーズン2のスタッフにも頑張ってほしいとの応援の意味合いも込めて、あらためてシーズン1の素晴らしさを考察してみようと思います。

まずは、1話を分析しみたいと思います。

あらためて分析して

無職転生のシーズン1の良さの特徴として、画面の中に説明があります。セリフと画面にそれぞれの意味を持っているため、目が離せませんし、色々な楽しみがあります。

そして、個人的には原作へのリスペクトというか、隅々にいつやるかわからないような伏線がはられています。また、キャラクター造形もしっかりしているように思います。

次に、どんな風に見てるか例をあげたいと思います。

場面分析例

第一話で映像的な見せ場は、2つです。一つは、初めてお母さんが魔法を使う場面、次に主人公が初めて中級魔法を使うとき。まずは、初めてお母さんが魔法を使う場面です。

上の画像の通り、まずこのパソコンもない世界をきちんと表現しており、家の中は暗いです。左上のように昼間は日の光のみのため薄暗いですが、その差し込む光が、母と息子を神々しく映し、特別なことが始まることを予感させます。

そして、暖炉の炎が一種強まり、何か見えない力が一瞬感じられ、美女が美しい光を出し、瞳孔を開いて死んだ主人公が、初めての光景に驚き関心を持ったことがわかります。

まあ、こんな雰囲気のことを細かく書いてみるので、これから見る人、もう一度見ようと思う人は、参考にしてください。

だいぶ、文章でつらつら書きます。悪しからず。

1話の分析

最初のシーン:交通事故と主人公の死

・シーンの特徴:どれぐらいの精度で世界を書くかが見れます。

なろう系お決まりの主人公が交通事故で死ぬ事を、あえて主人公の汚い顔に瞳孔が開くところで、画面にかなりの情報量があることがわかります。

さらに、音声でも情報量が高くて、警察無線で「高校生2人が行方不明」であることをつげている。これは、本作の伏線でシーズン2の2クール目でわかるかな?そういった、ちゃんと作品全体を描こうという姿勢が見えます。

また、雨の水滴を精子に見立て、すこし喘ぎ声が聞こえ、一人の男の死と新たな生命の誕生をリンクさせている。主人公のモノローグの裏でかなり細かく場面や世界を作っている。

新しい家:自分が生まれ変わったことに気づく

・生まれて2つ目のカット(同じ場所で別の場面)、両親は子どもを温かい目で見つめているが、生まれたての赤子が鼻くそをほじってしかも布団につけている。

この親子の愛情がすれ違っていることを表現し、これらの人間関係は常に映像で表現している。

・モノローグと行動でどんどんこの作品の舞台とのなる世界を紹介していく。木造の一軒家に剣と盾が飾られるような環境、トイレはボットン便所。

パンツをかぶる変態赤子と気持ち悪いと感じるリーリヤと、エロい視線を送る主人公の姿も見せます。

そして、家の中でパソコンもないと家を認識した後で、外の世界を見ます。自分と縁の無かった綺麗な風景、自分の考えることで頭がいっぱいだった。そこで、剣を降る若者(父)、まずは、違和感を出す。リーリヤには疑われています。

その後は、さきほどの例の通りです。

そして、次のシーンに移ります。

2歳

・本を読んで魔力総量(魔法の最大値)が生まれながら決まっていることがわかります。また、魔法は、詠唱か魔法陣のどちらかだが、自分は無意識(無詠唱)で魔法が使えるようになります。このように、主人公は観客と同時にこの世界について理解をしていきます。

・さっそく、自分の魔力総量が水玉2つと知って、残念に思いますが、すぐに成長して、どんどん能力を伸ばします。また、魔力を使うとき、自らの血液のように魔力を使うこともわかります。

・このカットのポイントとして、過去の格闘ゲームの経験が生きている。彼は、自信を持っていないけど、気づかないところで、彼の前の人生の努力が今の人生で役にたっていることがわかります。

・今回でもう一つの見せ場、中級魔法の発動シーン、何気なく読んでいるが、周囲に霧が立ち込めて、今までと違う魔法である印象を見せつけ、美しく魔法を放ち、壁に穴をあける。

・ここで、親の会話で、自分にすごい才能があることがわかります。

ロキシーとの出会い

・ここで、家庭教師のロキシーと出会い、赤の他人と初めてコミュニケーションをとります。

・主人公は、家庭教師にも驚くほどの才能だとわかります。

・これまでのシーンの積み重ねでわかることですが、モノローグで自分がこの世界でがんばることができると信じてみることがわかります。

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