原作を読んでないので、あくまで京都アニメーションのアニメを見ての感想なのをご了承ください。
ここで考えてみたいのは、両作品がマーケティングのとおりの作品のように、客層がわかりやすいので、比較になると考えました。
けいおん
概要
簡単に言うと女子高校生が、軽音楽部を結成し、きゃぴきゃぴお茶を飲んだり楽しむ作品です。
もともと4コマ漫画原作で、2009年、2010年に放映しました。
作風
この作品は、バンドという一見硬派な内容を、女子高校生が紅茶やお菓子を食べながらキャピキャピ(死語?)でも、一生懸命やる姿を暖かい目で見守る作品です。
Free
概要
中学生の親友たちが、水泳部を作り、その夏に青春をかけるアニメ。
京都アニメーションが主催する賞を受賞し、小説になった作品。
特徴
上半身裸の筋肉粒々の男たちが、感情をぶつけあって青春するアニメ。
二つの作品の違い
男女
けいおん
けいおんは、あからさまでとにかく男性が出てこない。まあ、全くではないですが、ほとんど存在しないといって良い。
私は、ここに男性の幻想性や処女性を求めるところが現れているんだと考えています。
Free
まあ、男たちばかりの世界ですが、重要であって重要でないポジションにマネージャーがいます。これは、海外の作者のように、自らを存在させているんだと考えます。
比較
男性が無垢を求めることに比較すると、女性はおり直接的に欲求を求めるいるようにも思えます。
勿論、男にもパンチラだらけの作品などがありますが、ただ物が見えるだけで、非現実的で物語と無関係なところに、違いを感じるのです。
題材
けいおん
けいおんでは、楽器や演奏にこだわります。演奏も何度も繰り返しうまくなります。そういう、男性の趣味的嗜好に合わせているように思います。
Free
Freeでは、水泳よりも社会性や人間関係が中心に描かれます。なので、驚くほど泳ぐシーンは少ないです。このあたりに女性が好きなものが見える気がします。
ただ、男女の差は徐々に減っているように思えます。例えば、ちはやふるや3月のライオンは男性スポーツものにも見えます。
総論
どちらも特徴があるとは言いましたが、けいおんに全く人間関係が出ないわけでもなく、Freeに全くスポーツシーンや努力がないとも言いません。
ですが、こうやって作品から社会を考えてみるのは、面白い試みだと考えています。
コメント