アニメましろのおと 感想

引用:ましろのおと公式HP

 

概要

原作

羅川真里茂の漫画原作。人間ドラマが書くのが得意な作者で、赤ちゃんと僕、しゃにむにGOなどの作品を書いています。

ストーリー

津軽三味線の天才高校生が、自分の愛するこれまた三味線の天才のおじいさんを亡くし、自分の生きがいが無くなり、東京に出て学園生活を送る。おじいさんの影を持ちながら、人と出会い自分の三味線を見つけていくそんなストーリー。

アニメ制作会社

ドラえもん、クレヨンしんちゃんのシンエイ動画が作っています。TVアニメでは、あたしん家など、作画が抑えられていて楽しい、家族でも見れるものを作ることが多い会社です。

 

アニメの評価

まあ、原作もストーリーまあまあなので、最低限楽しめる作品。お勧めではありません。

お勧めポイントとしては、津軽三味線が聞ける珍しいアニメです。

作画

正直見る価値があまりません。音楽アニメの難しさの一つは、音を奏でる姿をどう絵でも見せるかが一つ。時々多少三味線を弾く指使いが悪くない。しかし、色彩設計が淡泊。全般的に絵柄に合わせて作画の魅力不足。

音楽

津軽三味線で有名な吉田兄弟が関わっているからか、三味線はいい。だが、素人には、高校生の大したことがないキャラと、天才、最高の弾き手、主人公の三味線の実力がわからないのです。この違いがうまく表現できていればすごいと思います。

 

作品の構造

キャラクター

主人公は天才型、人間として育っておらず技術が高いため、人との出会いのなかで自分の作風を作り上げていくスタイル。

ジャンル

音楽:津軽三味線、学園:部活

比較作品

ちはやふる、YAWARA等

 

原作漫画とアニメ

原作漫画

羅川真里茂は、ストーリーを作ることがうまい。なので、1話はとても良かった。しかし、キャラは描けても、表現力が豊かなわけではない。そのため、せっかくの音楽もどれも似た表現や特別性がわからないため、魅力的な作品足りえなかった。

スポーツ漫画などでよくあるが、不要なキャラクターの演奏まで沢山書いてしまうから、やたらと時間をとってだれてしまう。ピアノの森ぐらいでちょうどいいし、CAPETAぐらい大胆に不要な時期を飛ばしてもらいたい。

アニメ

原作漫画で苦手だった絵の部分を補う意味でアニメの善い所が出せる作品であった。作る会社が違ったという印象。他の音楽アニメやっていた、京アニなら良かったかな。もしくはIGか。

楽器の演奏表現で言うと、のだめや四月は君の嘘もいまいちだなあ。

それと、下手な三味線をぜひ聞かせてほしかった。


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