パラサイトを日本人が楽しむ味付けとして、ちょっと韓国の事情について知っておくとより楽しめるかと思いブログにしました。
半地下についての説明
日本人にとって半地下ってなんだろな?っていうのがわからないと思うので、その解説をしみたいと思います。半地下は、地上に半分出ている部屋のことです。3.7%ぐらいが半地下に住んでいるそうです。これは3つの理由から、貧民層が借りることになりました。
北朝鮮の脅威
ソウルは、北朝鮮からわずか30km、日本で言うなら東京・横浜間ぐらいの距離しかありません。その脅威から身を守るため、1970年代に建物を建築する際は、地下シェルターの設置が義務付けられました。
ソウル市の人口と地理
ソウルは、人口問題を抱えています。韓国の総人口約5千万人のうち、5分の1である約1000万人が住んでいます。そして、鎌倉のように、3方を山に囲まれ、一方が川という地域です。ですので、根源的に居住地が足りていません。
経済状況の向上
1965年の日韓基本条約による日本の援助で韓国は右肩上がりの成長を約30年続けます。そこで、1988年ソウルオリンピック開催にあたり、ソウル中心街の貧民街から住民を一掃します。しかし、上記でもあるとおり、住宅は多くありません。そこで、半地下は居住してもいいよと緩和されていきます。
韓国の社会状況
主役家族が韓国のどんな社会を生きているかを知ると、作品の捉え方に一つ深みがますと思います。ただし、年齢が公表されているわけではないので、浪人中の息子がいるということで、父の設定は50歳、母の設定は3つ下と仮定して、家族にかかわる社会状況を説明します。
父や母が生きた青春時代
1965年からの経済成長、そして1997年のアジア通貨危機での下落により社会派大きな影響を受けています。韓国では、破綻しかかった韓国経済を援助の前提として、大規模なリストや派遣労働など、雇用市場についても自由化を強制します。その時代の夫婦は、父:28歳、母:25歳です。母はもろに影響を受ける年、父は就職した後に襲ってぐらいの年齢といってもいいかもしれません。
韓国の若者について
韓国の若者は、二つの壁があります。まずは、大学に入るところで競争。そして、大学を卒業してからの就職率の低さです。韓国の若者が働くにはとても厳しい状況です。
大学受験
現在の韓国の大学進学率は、70%程度です。小学校のときから夜遅くまで勉強、富裕層はお金をかけて、大きな社会の負担になっています。
若者の失業率
現在の韓国の若者の失業率は、約10%となっています。そんな状況ですから、大学生の就職率は、64%程度です。
参考
内藤先生の動画1:映画から見るかの韓国社会 ネタバレあり!!
内藤先生の動画2:映画から読む日韓関係 ネタバレあり!!
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